JAZZと出会ってしまったから

最近せっせとこのこのウェブサイトを更新していますが、更新しながら私の歴史みたいなものに思いを馳せ(笑)、振り返ったりしている中で改めて思ったことなど、ちょっと書きたくなりました。

JAZZと出会ってしまったから、今もこうして音楽を続けているのだと、しみじみ、思います。

音楽が好きで、音大に行きたいなんて思ったこともあったけれど、ピアノやってないしお金もないし、と、いろんな環境のせいにして「音大行きたい」と言い出せなかったのは、そこまで本気じゃなかったからかもしれない、というか、やりたい音楽がクラシックじゃなかったのかもしれない、と、大人になってから振り返るとそんな気もします。

あ、当時はジャズ科なんて、まだ無い時代でした。

高校2年生のとき。
吹奏楽部の先輩数人がT-SQUAREのコピーバンドを組んで文化祭で演奏してたんです。
それを見て「私もバンドっぽいのやりたい!」と思ったことを鮮明に覚えています(笑)
だからたぶんやりたい音楽がクラシックではなかったんだろうなぁと。
でも、フルートしかできなかった私は「フルート吹くなら音大」くらいのイメージしか持てなくて、音大は無理だな、、、、みたいな諦め方をしたような気がします。

ジャズを認識したのは大学卒業くらいのタイミングだったような気がします。
「亡き王女のためのパヴァーヌ」というタイトルのフルートのCDを買ったんです。その中にジャズスタンダード曲の「スターダスト」が入っていて、それを聴いて「これやりたい!」と。あ、ジャズなのね、これ。という感じでした。

それからジャズの曲をいろいろ聞いてみるようになって、そんな話しを友達にするようになって、そしたら「ジャズフルートのライブがあるらしいけど行ってみる?」と。
そこで出会ったのが日本のジャズ界を牽引する「小島のり子さん」でした。

演奏を聴いて衝撃を受け「教えてください!」ってその場でレッスンの依頼をして、それから10年間もレッスンに通っていました。

ジャズフルートに出会ってしまった!!!(笑)

ジャズというとサックスとかピアノとか、そういうイメージだったけれど、私ができる楽器はフルートしかなくて、そのフルートでこんなかっこいい音楽ができるなんて!!!
それはもう「やりたい!」になるしかない状況でした(笑)

もうかれこれ30年近く前の話しになりますね。ジャズ始めてからずいぶん長くなりました。

ジャズのことなんて何も知らずからのスタートでしたが、いろんなライブも観に行くようになって、演奏者が凄く楽しそうに楽器で会話している様子が分かるようになると、私もそんなことができるようになりたい!!と、メラメラしていたような気がします(笑)

楽器で会話する、つまり吹きたいと思ったことを楽器で演奏する、譜面に書かれている音ではなくて自分の出したい音を吹く。

それができるようになるにはどんな練習をしたら良いんだろう?

いろいろやりました。いろいろ教えてもらいました。
教則本みたいなもの、理論書もたくさん買いました。
めちゃくちゃ悩みながら練習していた時期もありました。
でも結局できてもできなくてもジャズは楽しかった!

自分の吹きたいことを吹いて良い、という、ある種の自己肯定感みたいなものがあったのかもしれません。

ジャズって、絶対の「正解」って、無いんですよね。

あの人に効果のあった練習方法が私にもバッチリ当てはまるかというと、そうでもないこともある。得意不得意はみんなそれぞれ違って、最終的にできるようになりたいことが同じでも、そこへ行くための道は何通りもある。
なので、最終的には自分で考えて、自分に向いてそうな方法を探っていく。

演奏しているときも同じで、同じ曲を何度やっても昨日と今日では違ってくるし、吹きたい音も日々変わったりする。
共演者との楽器での会話が良い感じでできる日もあれば、会話がかみ合わない日もある(たまにww)
普通に人と会話するのと同じですね。

クラシック的にはあまり良しとされていないような音色でも、とにかく心を掴まれて感動する演奏もたくさんあります。
音色ですら、美しい=正解じゃないことがあって、それが不思議だなぁなんて思ったりもします。

なので、正解が決まっていないから、ずっと新鮮で、ずっと楽しめる。

ずっと考えながら探求できる。

あああ、これは一生やめられない音楽と出会ってしまったんだ!!

と思っています(笑)

いや、正解はあるのかな。
「音楽であること」「音に意思が込められていること」「伝わること」
みたいな「感動できること」が、正解なのかもしれません。

ずっと辞めずに音楽をやっているのは、ジャズと出会って「ジャズができるようになりたい!」と、今でも思い続けているからだと思います。
フルートを続けているのは「フルートが上手くなりたい、自由に吹けるようになりたい!」と、今でも思い続けているからだと思います。

私の中では、ジャズもフルートも、まだまだ未完成なのです。
もっと自由に吹きたいことが吹けるようになりたい!

完成する日なんて来るのだろうか(笑)
この先も、一生「できるようになりたい!」って思いながらやっていくんだろうなぁと思っています。

でも、それはとてもとても楽しいことで、幸せなことだと思っています。
完成されていないからこそ続けられて、まだまだこれから体験できる小さな「できた!」がたくさんあるということは、とても嬉しいことだと思っています。

JAZZと出会ってしまったから、私はずっと音楽を続けていられるのかもしれないなぁと思うと、JAZZとの出会いに感謝✨なのです!

ジャズやりたいなぁと思っている方、ぜひ一緒にジャズやりましょう!
探求心と自己表現の気持ちがあったら、たぶん、一生楽しめると思います(笑)

 

 

フルートレッスンもやっています!
フルートやジャズに興味のある方、お悩みのある方、深めたい方、ぜひご相談ください!

投稿者: 坂野尚子

神奈川県相模原市出身。 自然と動物と音楽が大好き。 幼少のころ近所のお姉ちゃんが吹いていたフルートに憧れ、中学入学と同時に吹奏楽部に入部。一番人気のフルートパートを憧れだったお姉ちゃんのコネでゲット。しかし、中学時代はフルートよりもピッコロばかり吹いていた。以後高校大学社会人6年目くらいまで吹奏楽を続ける。特に高校時代にやったVincent Ludwig Persichettiの作品には多大なる影響を受けている(ような気がする。) 社会人一年目のころ、CDで Bobby Jaspar や Eric Dolphy の演奏を聞いたのがきっかけでジャズフルートに興味を持つようになる。そのころ友人のつながりでジャズフルート奏者の小島のり子さんと出会い、初めて生で聞くジャズフルートにかなりの衝撃を受ける。その後10年間ほど師事。また同時に飯田ジャズスクールにてアンサンブルとジャズ理論を学び、本格的にジャズに傾倒する。 日々勉強しながら東京、神奈川、大阪、静岡にてセッションやライブで経験を積む。現在は東京を中心に活動中。ジャズへの真摯なリスペクトが伝わるまっすぐな演奏、独自のアプローチによるインタープレイ、またフルートの奥深い音色には定評がある。 ライブはジャズを中心にブラジル音楽やポップス、ソウルミュージックのバンドにも参加。数々の実力派ミュージシャンとの共演。 近年ジャズフルートの指導も行っている。 2022年、ティートックレコーズより自身の1stアルバム「You Don’t Know What Love Is」をリリース。ギターの塩川俊彦氏との渾身の全編デュオ作品。JaZZ JAPAN誌、stereo誌に掲載。好評を得る。 2026年、飯田ジャズスクールのフルート科講師に就任。キャリアを更新中。

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